愛玩動物飼養管理士2級は難しい?難易度や勉強方法、合格に必要な勉強時間を解説!

愛玩動物飼養管理士とは、動物の愛護及び管理に関する法律の趣旨に基づき、動物を愛護することや適正な飼養管理についての知識を普及することなどを目的とした資格です。

この資格を目指される方は、学生の方はもちろん社会人として仕事をされている方がほとんどかと思います。

そこで今回は、フルタイムで仕事をしながらでも受かった勉強方法について解説しますので、効率よく勉強を進められたい方はぜひ参考にしてみてください。

 

 

愛玩動物飼養管理士2級は難しいのか?

高校や大学などの受験と違い、検定試験には明確な偏差値など難易度をはかる指標がないため明確に評価はできませんが、比較的簡単な資格です。

 

理由としては以下のものがあげられます。

  • 合格率が80%以上である
  • 計算問題など、考える問題がない
  • 実際の試験では課題報告問題から問題が出題される
  • 一般常識で解ける問題がある

 

合格率が80%以上である

日本愛玩動物協会から2021年度愛玩動物飼養管理士認定試験の合格者数が発表されました。

認定試験実施結果
受験級 受験資格者数 受験者数 合格者数 合格率
一級 2,143人 1,985人 1,547人 約78%
二級 14,060人 12,636人 10,886人 約86%

引用元:日本愛玩動物協会HP

引用元URL:https://www.jpc.or.jp/animal/wp-content/uploads/2022/03/447d55ffe97db62661d5c1b1ec1ac5db.pdf

7割8割の人が合格しますので、ある程度勉強すれば比較的誰でも受かると言っても過言ではないですね。

 

計算問題など、考える問題がない

愛玩動物飼養管理士2級で出る問題は、基本暗記問題です。5択の中から正しいものを1つ選択します。

論理的な思考は必要ありませんが、選択肢の問題が一つ一つ長く惑わせてくるので、残りの2択で迷わないように覚えるべき内容はしっかりと覚えましょう。

 

実際の試験では課題報告問題から問題が出題される

ここが1番のポイントかもしれません。

実際の試験で課題報告問題からまるまる出題されることはありませんが、所々課題報告問題と同じ問題文・選択肢が使われています。

あくまで筆者個人の体感ですが、課題報告問題の問題文・選択肢から6割くらいは出ているのではないかと思っています。

つまり、教材を読んでいなくとも、課題報告問題だけである程度点数は取れてしまうのです。

 

一般常識で解ける問題がある

例えば、猫を車に乗せて運ぶ場合、あなたならどうしますか?

そうです、ある程度大きさに余裕のあるキャリーバッグに入れますよね。

身動きが取れないほど小さいキャリーバッグに入れることが正しいと思う方はいないでしょう。

このように、一般的に考えて正誤を判断できる問題もあります。

 

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愛玩動物飼養管理士2級を受けた人の実際の声

 難しかったという声

 

簡単だったという声

 

愛玩動物飼養管理士は簡単であるという定評があるにもかかわらず難しかったとい声がちらほらありました。

他の方がどれくらいの時間、どのような方法で、どのくらいのクオリティで試験を受けたのかはわかりませんが、筆者個人としては簡単派の意見です。

 

試験本番で点数を取るための高効率な勉強方法は?

どの検定試験であっても同じですが、勉強方法は皆さん迷われるのではないでしょうか?

私自身も初めの頃は勉強方法が定まっておらず、合格体験記などを参考に勉強を始めました。多くの方と共通しているのは、課題報告問題をやることかと思います。この方法は確かに効率が良いですが、ただ問題と答えを覚えるだけでは実際の試験で通用しませんので、具体的な方法とポイントをまとめてみました。

 

STEP1:課題報告問題1週目は教材を見ながら埋める

まずは教材を見ながらマークシートを埋めましょう。

 

*ポイント

・選択肢の内容を教材から探し、該当箇所にマークします。

・後で教材を見返せるように、選択肢の隣に教材のページ数を記入します。

・課題報告問題は周回するので正解の選択肢にはマークをつけないようにします。

 

課題報告問題には提出期限があります。その時の実力で解くことも大切かもしれませんが、結局は正解を教材を見ながら探すので二度手間になってしまいます。

また、課題報告問題の回答が送られてくるのは提出から結構先なので、それを待っていたら時間の無駄になってしまいます。

 

STEP2:課題報告問題をコピーする

選択肢に直接訂正やメモを記入するために、全ページコピーをとります。

課題報告問題の冊子に直接記入したら良いのではと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、2、3回ほど周回する予定なので、ヒントとなるようなことは一切記入しないようにコピーをとります。

 

STEP3-1:コピーした課題報告問題を自力で解く

解き方としては、各選択肢のどこが間違っているか正しい答えが何なのかを合わせて考え、間違っている箇所にマークします。最終的にマークが付かなかった選択肢が正解となります。

一度教材をマークしているはずですので、まっさらな状態よりは内容が記憶に残っているのではないでしょうか?

NGなのは「正解を見つけて終わり」になってしまうことです。

いくら課題報告問題を覚えるくらいやればいいと言っても、物事の関連性などがわからなければ、点数は取れません。

 

*ポイント

・100問ほどの問題を一気に解くのではなく、1〜3問くらい解いたら答え合わせをする

・間違えた問題は冊子にマークしておく

・選択肢の間違っている部分について、正しい内容を記入する

 

STEP3-2:間違えた問題をピックアップし、自分用問題集を作成する

これはSTEP3-1と同時進行で行います。

適当なノートに6対4くらいの割合で区切り、問題文スペースと解答スペースを作ります。

問題文スペースには、教材や課題報告問題の選択肢を元に一問一答形式の問題文を記入します。(文章がうまく書けない場合は穴埋め形式にしたりします。)

そして解答スペースにはオレンジ色のペンで答えを記入します。これで赤シートを使って復習することができます。

 

これは私が実際に作成したオリジナル問題集です。

 

*ポイント

・問題の選択肢として出てこないものでも、暗記が必要なものはここで問題を作っておきましょう

 例:ワクチンで予防できる感染症、犬や猫の歯の数、指定動物、消毒薬の種類や性質

 

STEP4:STEP3-1〜2を時間のある限り繰り返す

これは反復あるのみです。ただし、3週目くらいになってくると、正解の選択肢を覚えていたり、選択肢の誤り部分もわかってくると思います。

その場合は飛ばして他の間違えた問題をやりましょう。

なお、定期的に自分で作った問題集も解くようにします。

 

スクーリング

スクーリング受講期間になったら、スクーリング優先で学習を進めます。

基本的には話を聞くだけで良いです。あまり時間をかけずにさらっと終わらせます。

 

これまで解説した方法で、課題報告問題の選択肢×問題数分の知識を効率よく頭に入れることができます。

また、オリジナル問題集を作ることで、選択肢の内容が変わっても対応できるようになります。

教材だけだとどこを覚えていいのか分かりにくいですので、ぜひ課題報告問題を活用してください。

 

余裕を持って合格するために必要な勉強時間は?

余裕を持って合格することを目標とした場合、およその目安時間は150〜180時間くらいではないかと思います。

*1日1時間×6ヶ月の計算

一概に何時間勉強したから受かるとは申し上げられませんが、課題報告問題を2、3周回するには結構時間がかかります。

筆者は仕事のある日は1時間程度、課題報告問題3〜5問くらいずつ勉強を進めていました。休日は2時間程度です。

3万円の受講受験料を無駄にしないためにも、6ヶ月フルに時間を使えるといいですね。

 

まとめ

今回は、愛玩動物飼養管理士2級の効率的な勉強方法について解説しました。

とにかくポイントとなるのは「課題報告問題」です。これをいかに利用できるかがカギとなってきます。

筆者は比較的勉強時間が取れましたが、中にはそうでない方もいらっしゃるかと思いますので、ご自身なりに工夫しながら勉強を進めていただければと思います。

 

なお、今回ご紹介した勉強方法は、愛玩動物飼養管理士2級に合格した筆者の実体験を元にしていますが、必ず受かることを保証しているわけではありませんので、何卒ご認識ください。